プロローグ
トレッキングという趣味をはじめ、初回の8月の尾瀬トレッキング紀行から、はや2ヶ月。
当初、9月くらいに、旅行会社が企画する2泊3日(車中泊含む)のお手軽トレッキングツアーにでも参加しようかと思っていましたが、今年の9月の私をとりまく状況は仕事に限らず大荒れで、まったくといっていいほど、時間にも心にも余裕がなく、いろんな意味でトリップしてしまいそうになっておりました。
(いやぁ〜、マジでトリップしそうにになりました。ほんとスレスレでした。泣笑)
そして、今回は、あまりにも、溜め込んだ量が多すぎて、これを放たなければ、違う意味でトリップしてしまうところ必至だったので、9月の終わりに仕事が一段落した後に、2回目のトレッキングツアーを企画し、本物のトリップをすることにいたしました。
さて、2回目のトレッキングツアーをどこにするかというところで悩み、(つか、ツアーを選んでいる余裕もなかったというのが正直なところですが。。。。)
今回の自分の中での案として、ぼんやりと乗鞍→上高地の2箇所を含んだツアーを考えていましたが、そんな都合のいいトレッキングツアーなんかありゃしませんでした。(つか余裕がなくて探しきれなかっただけかも。笑)
しょ〜がないんで、「乗鞍→上高地」の単独ツアー(バス&宿は自分で手配)で検討してみました。でもって、バスは「さわやか信州号」という、信州行きの高速バスを発見。
そのバスは、「東京→乗鞍ルート」、「東京→上高地ルート」の経路があり(これ以外にもあります)、往路を乗鞍着、復路を上高地発で予約しようとしたところ、この時期、乗鞍ルートの本数が少なく、予定日には出ていないとのことでした。
JR→松本電鉄→路線バスで乗鞍にいけないこともないのですが、その頃、心身ともに疲れきっていたので、「だめだ、やっぱ、移動がめんどくさいので、いっそのこと上高地の
同じ宿に2連泊してしまえ!!」と考え直し、今回の単独ツアーの最終案が決まりました。
ということで、今回は「勝手に上高地2連泊ツアー」とし、・燃料費・高速費・運転労力の無駄遣いを抑えるため、自分で車はださない!(っつかめんどくさいだけ。笑)
・上高地とはいえ、普段着でいけるような有名な観光エリアは避け(大正池〜河童橋)、その先にあるトレッキングエリアに足を踏み入れてみる。(観光エリアは過去2度行っており、見慣れているのと、観光客が多すぎて自分のペースで歩けず、ガシガシ歩こうとする人向きではないので。)
・とはいえ、遭難・滑落の危険性が高いところにはいかない!(ポリシーだし。笑)
・心を休める旅なので無理はしないこととし、宿は動かさない!(だって、めんどくさいし。笑)
・最悪、歩くのやめて、丸二日間、ボォ〜〜〜っとしててもいい!(と、思ってみたりなんかもした。笑)
以上の条件を勝手につけて、10月に入ってすぐに、高速バスの予約と宿の予約をしました。
=====
●高速バス
往路: さわやか信州号 「東京→上高地ルート」
21:30 横浜YCAT発 上高地バスターミナル着(新宿経由)
復路: さわやか信州号 「東京→上高地ルート」
14:00 上高地バスターミナル発 横浜東口着(新宿経由)
●宿
上高地 明神館 2泊(1室1名、朝夕食事付)
=====
いやぁ〜、予約したのが、10月初日で、予定日が10月8日の夜出発だったので、予約した時点で、すでにキャンセル料の対象となってしまっており、キャンセルすると万単位のキャンセル料が発生するという感じでした。
んでもって、数日前に、仕事を休めるかどうかが非常に微妙な状況になちゃったりしてみちゃったりし、半ば、あきらめかけていましたが、一緒に仕事をしている方たちのおかげで何とか予定どおり休むことができ、今回のツアーが実行できました。(仕事仲間の皆様に感謝です!ありがとうございました!)
と長々とプロローグをかいてみましたが、こっから本編のはじまり、はじまりぃ〜。
上高地マップ
まず、最初にマップが必需品なので、マップを載せておきますね!
※新規Windowで開いてそれを見ながら記録を追っていただくことで意外と楽しめるかも
しれません。
上高地トレッキング 工程記録
10月8日 夜 自宅→集合場所(横浜YCAT)
今回予約した「さわやか信州号」は、「東京→上高地ルート」とはいえ、発着は横浜・新宿を選択できるようになっている。
前回、尾瀬のツアーの往路で横浜発を予約したが、他のツアーも含めた新宿までのシャトルバスだったが、利用者数の不足で却下されたことがあったが、今回は最初から上高地行きのバスで横浜発のため、問題なく予約できた。
出発時間であるが、21:30 横浜駅東口にあるYCAT発であり、集合時間は21:00 YCATチェックインカウンター前であった。
(ちなみに、YCATとは 「横浜シティエアターミナル」であり、基本的に羽田・成田両空港への航空旅客輸送用のバスターミナルですが、そこにツアーバス等の発着もしているようです。)
いくら、夜便とはいえ、平日なので、私は仕事を終えて、一旦帰宅し、荷物の整理をしてから、横浜駅東口にあるYCATに向かうという短時間コース。当日ギリギリまで、やること満載で、うまくいって定時(17:15)に帰宅できるかどうかというギリギリのところであった。
あ〜んど、前日は飲み会があって、当初準備を予定していたはずが、全くできずに当日を迎えるという状況。
あいかわらず、落ち着いている暇がなく、トレッキングに関しては、まったく考える時間がないという状況であった。(いや、まいった。まじでまいりました。心休めるはずの旅のはずが、
直前までバタバタしていて、心休めるどころか、交感神経全開で、ずぅ〜〜っと、気が張り詰めている状態でした。それまでの数週間も、ずっと、そんな感じが続いており、旅の当日も全く気を緩められず、かなり、きつかったっす。笑)
と、ドタバタしていたが、一緒に仕事をしているチームの方々に助けられ、なんとか無事に定時退社することができ、18:30頃には自宅に到着。(仕事仲間の皆さん、ありがとう!)
21:00にYCATに集合なので、少なくとも1時間前くらいには自宅から出たい。バスの時刻表をみると19:50発の鶴見駅行きがあり、まずは、それに乗ることに決めた。
次に、荷物の用意だが、週末にある程度の用意はしていたものの、前日に全く手付かずであったため、超高速でザックに荷物をパッキング。
パッキング内容は前回の尾瀬でほぼ固まっていたので、以外と時間はかからなかった。(どこに何が入るか、どれくらいまで詰められるか等が把握できているとこんなに早いんだなぁ。という実感でした。何事も慣れって大事ですね。笑)
な〜〜んて、やっているうちに、あっつ〜〜〜まに、19:00を過ぎた。
本日は車中泊なので、一日の邪気を洗い流しておくとともに、おっさんの実力を発揮しないように(匂わないように。笑)、一応、シャワーくらいは浴びたいと思い、即効、シャワーに入る。
でもって、多少伸ばしていた無精ヒゲは、「この人、山に詳しい人なんだぁ〜。」と思われがちな風貌な私であるが故、本物と勘違いされると困るので、「ゆるさ」を前面に押し出すために、サックリとそり落とした。(「人間、見た目で判断されちゃこまるんだよねぇ。こちとら、見た目はハードに思われることが多いが、中身は気が小さいんだから。」と、いつも嘆いている私。笑)
※よく、Tシャツなんかで海人(うみんちゅ)、山人(やまんちゅ)などの沖縄の方言がかかれているものを見かけますが、これらはその道のプロってことだと思うんです。っつーことで、私の場合、その間くらいをゆる〜く行く人ということで、さしずめ、丘人(おかんちゅ) か?と思いネットで探してみたが、おかんちゅと言う言葉は検索エンジンでヒットすらしない。。。そこが、ほれ、ゆるいっつーことなんだと。(謎)
な〜〜んて、わけのわからんことを考えつつ、シャワー浴びつつしていたら、
「って、おい! もう、19:30すぎたぢゃねぇかよ!」
と、ノリツッコミ風であせりつつ、のこりの整理をマッハでかたずけつつ、服を着て、荷物を背負って戸締り用心火の用心一日一膳、ギリギリでバス停に到着。(ふぅ、あっぶねかったぁ〜。)
あまりにも急いでいたんで、ハミ○ンやヨコ○ンしていないか、一瞬不安になったが、カーゴパンツなので、有り得ないことに気づいた。
そんなこんなで、バスが来たので乗車し、席に座る。鶴見まで30分くらいなので、少し寝ていこうと思ったが、あまりにも気が張り詰めすぎていた中での出発だったので眠れやしねぇ。交感神経がMAX状態で、「プツっ」といってしまうんではないかと思いつつ襲ってくる頭痛とめまいを、目を閉じてやりすごし、鶴見駅に到着。
鶴見駅からはJR京浜東北線で横浜駅に向かった。
JRに乗って気づいたが、あまりのあわただしい出発だったせいか、チャックが、がっつり開けっ放しになっていた。
「あっぶね、ハミ出したら、どうすんだよ!俺っ!」
と自分にカツをいれつつ、全開だったチャックを閉めた。(ぁぁ、チャックって、ザックのチャックよ。ハミ出すって、荷物のことだかんね!)
その後、横浜駅につき、東口方面に向かいYCATに到着。(横浜そごうのすぐ近くっす。)
多少早く着いたため、やることが無く、イスに座って、ボォ〜〜っとしたかったが、張り詰めた緊張感が、まったく解けず、落ち着かなかった。
山に向かいそうな方たちが数人いたので、みなさん、どんな装備かなぁ〜とか荷物はどうコンパクトにまとめているのかなぁ〜と思ってみていたら、近くにいた方が、折りたたむとサイフくらいの大きさになるサブザック(10L位)をさっと、とりだして、そこに貴重品をいれて、のこりのデカイ荷物はそのままに用を足しに行った。
わたくし、今回、このサブザックを買っていたのですが、まさか、そんな使い方をするなんて、思ってもいなかったので、コレはいける!と思い、同じようにマネしてみました。で、もって、すっげぇ、使えることが判明。(サブザックの使い方として、どっかにデカザックを預けた際の軽装トレッキング用として使うという発想しかありませんでした。。。。アホですね。わたくし。笑)
10月8日 集合場所(YCAT)→上高地(バスターミナル)
YCATで時間を潰していたら、21:20頃に「さわやか信州号」が到着したので、乗り込んだ。
席はすでに決められており、前から4列目通路側。
横浜から乗り込んだのは10人程度で、残りは新宿経由の際の搭乗となる。
横浜から新宿までは隣がいないので、空き空きでゆったりだったが、新宿の都庁前(前回の尾瀬ツアーの際は私もここから乗りました。)に
到着し、この日は満席だったため、かなりキツキツで新宿を23:00に出発。
途中から中央自動車道にのり、バスは高速をひた走る。
私は疲れきっていたが、交感神経の高ぶりが収まらず浅い寝起きを繰り返しつつ、首を寝違えそうになりつつ、となりの人が狭そうだったので、通路側に少しよりつつしていたら、余計、体が緊張してしまい、ちと、つらかった。
高速では、トイレ休憩で「談合坂SA」、「諏訪湖SA」に寄りつつしたが、いずれも頭がまわらずトイレのみをさっさとすませてバスに帰った。(そういえば、前回の教訓をもとに、バス用の携帯スリッパを買ったんですが、これがかなり使えます。トレッキングシューズのままだと蒸れるし、靴下のままだと、なんかスースーして気持ち悪いしなので、スリッパは、すげく快適でした!)
そして、バスは高速を降りて、途中、時間調整しつつ、給油しつつ、一路上高地へ。
外が薄暗い中、バスはひた走り、寝てたんだか、寝てないんだが、わからん状態のまま、5:50分頃、上高地バスターミナルに到着!!
荷物も私もすばやく降ろされ、まずは、バスターミナル横の上高地インフォメーションセンター付近で装備開始。
我々の到着とともに、上高地観光センターのお店も開店しはじめた。
それにしても、すっげ、寒ぃ。マジでさみぃっす。私のプロトレックは、人肌に暖められていたので、18.4℃をマークしていたが(って、おい!)、
実際は、5〜10℃くらいではないかと思われた。そして、標高は1400m付近。
(古いプロトレックのいうことなので、多少誤差がありますのでご了承願います。笑)
寒さ対策として、持ってきたフリースとフィールドジャケットを着こんで、靴紐締めて、軽く柔軟体操して、準備完了!(これらの一連の最中にしっかりメシ食いました。笑)
10月9日 6:20 さて、歩きはじめるとしますか
さて、冒頭でも述べたが、上高地というと、一般的には大正池〜河童橋が有名であるが、今回は、河童橋より更に先にある、北穂高岳・奥穂高岳への登山する方々が通る方向に向かう。
(今回は、尾瀬の夏ほど鳥のさえずりはなさそうで、あまりいい音は取れないと思われるため、写真多い目で、ガンガンすすみます!)
まずは、バスターミナルから直近の河童橋までさっくりと進む。(つか、ここのところ、緊張が緩まない生活をし続けていた上に、車中泊で更に朝一でついたので、なんか、すんげぇ〜、疲れがたまってて頭痛かったっす。一瞬どっかで寝ちまおうかと思いましたが、寒くて寒くてそれどころじゃありませんでした。笑)
なんとなく、散策マップを載せてみます。詳細は上高地マップ参照
なんか、朝から頭いたいんすけど。手がぶれるんすけど。眠いんですけど。
5分ほどで河童橋にとうちゃぁ〜〜〜く。
梓川にかかる河童橋から眺める穂高連峰は、季節を問わない景勝地として名高いが、二度も見てるし、今回、この先にすすめばもっといろんな景色がみれるはず。
10月9日 6:30 河童橋から小梨平キャンプ場(往路)
距離:0.1km
さて、今回は、河童橋をスタート地点として、先に進むこととする。
穂高連峰をながめつつ、梓川の右岸を河童橋から先に向かってすすむ。
ちょっとした川の流れが、非常に綺麗に感じる清水橋付近
流れに揺らめく藻(光の反射で、ちょっと見づらいですね。。)
ちょっと薄暗くてわかりずらいが、小梨沢キャンプ場付近で穂高連峰をバックに自分を入れて一枚とってみた。
(前回の尾瀬では三脚のようなものは一切もっていかなかったので、今回、秘密兵器を購入。その姿は後ほど。。。。。)
ここは、小梨平キャンプ場のテントサイトの近くだったが、そりゃあ、もう、すっげ〜眺めがよくって、キャンプしたくなっちゃうくらいいい!
(トレッキングのことを考えなければ、ここにベース張っちゃいたいくらいです。)
※つか、穂高連峰とか偉そうにかいてますが、どれが、なに岳なのか、いまいち理解していない私(だめだ、こりゃ。)
【ここまでの道のり】
区間距離: 0.1km 総距離: 0.1km
区間時間: 5分 総時間: 5分
10月9日 7:00 小梨平キャンプ場から明神へ(往路)
距離:2.1km
小梨平キャンプ場の奥にすすむとバンガローエリアにでてきた。
(ここなら、テントを持っていない人でも、多少キャンプチックなことが楽しめますし、ここから、ある程度の距離をトレッキングして帰ってくるというのも良い気がしました。私、一人ではやりませんけどね。笑)
バンガローエリアは林の中なので眺めはさほど良くないが、歩いてすぐのところに、あのすばらしい眺めがあると思えば良い場所かも。
バンガローエリアを抜け、明神方面へ向かう、明神池よりも先に徳本峠(とくごうとうげ)にいくため、まずは明神まですすむことにする。
歩きやすい森林道をひたすすむ。
なんか、この眺め、よくある風景だが、いつ見てもいい。
歩いていると、突如、変な木を発見!
私の頭には、なぜか、
「ざ〜〜んこくぅ〜〜な、てんしのようにぃ〜♪
しょうねんよ、しんわになぁ〜れ〜♪」
という音楽が流れてきた。。。。。。。。。
(なんだろう、寝不足気味のせいでしょうか? わ、わからん。。。謎です。)
しばらく歩くと左手に明神岳の5峰が現れる。
そして、黄色基調で色づく木々たち。
黄色が基調の木々のなかに、時々、赤い葉の木が顔をだす。
先に進むほどに、明神岳の5峰が表情を変えつつ、現れる。
8:00 明神に到着。これから2日間、今回は、ここを基点に活動予定。
2連泊予定の旅館 明神館
(昼は食堂もやっています。この旅館の付近には休憩所やトイレが設置されていて、みなさん、一度、ここで休んでから、先にすすまれているようです。私もここで一息いれて次に進む準備をしました。)
ここの旅館に宿泊する人はチェックイン前でも荷物を預かってくれるので、峠に登る前に、メインのザック(38L)の中身の着替え等をサブザック(10L)に詰め込み旅館に預け、極力、メインのザックの重量を減らしてから進むことにした。
【ここまでの道のり】
区間距離: 2.1km 総距離: 2.2km
区間時間: 60分 総時間: 65分
10月9日 8:15 明神から徳本峠小屋へ(往路・復路)
距離:7.6km(3.8kmの往復)
明神で一息ついた後、本日のメインイベントである、徳本峠(とくごうとうげ)の往復に向かった。明神館を出てすぐのところに標識があるが、本日は徳本峠に向かうため、右方向に進んだ。(ちなみに、明日は横尾に向かう予定)
徳本峠への道は横尾方面に比べて幅が狭く、人があまりいなかった。
峠に登る前に標高チェック。スタート地点の標高は1435m。
ゆる〜い感じののぼりがしばらく続く。
ちょっとした木の橋があったりなんかして、
あまり幅が広くない道をすすんでいく。ん?ちょっとずつ坂がきつくなってきた?
と、そんなこんなしていたら、いきなりガレ場が。。。。
(なんか、大雨なんかで流れ落ちてきた木々や岩々のような感じの場所でした。)
赤ペンキで書かれている矢印を身ながらガレ場をのぼりきる。
(写真では、あっつー間のようですが、結構な距離ありました。)
ガレ場をのぼりきり、ふと、後ろをみると木々の間から明神岳が(残念ながら、雲におおわれていましたが、ほっと一息つけました。もっと疲れるかと思いきや、尾瀬の三条の滝を見に行ったときに比べたら、かなり余裕ありです。まだ、ひざは「にやり」程度の笑いです。)
ガレ場を過ぎると、チョイきつめの坂道がジグザクに峠の小屋まで続く。
このあたりまで登ってくると、周りの景色が見え始め、綺麗な紅葉(黄色が基調なのでコレ以降は「黄葉」と呼ぶことにする。)が目に飛び込んでくる。
周りの木々や周辺の山々の黄葉が見渡せる。
(写真ではわかりずらいですが、このあたり、落葉の吹雪がすごく綺麗でした。)
[耳を澄ませば] ←これまたわかりずらいかもですが、葉が舞い散る音です。
写真では雲の関係で陰に入っているところがあるが、向い側の山の黄葉が美しい。黄色基調に燃えるような赤が所々。
(陰とは関係なく、写真が暗いのは、私が何もI調整してないせいです。あたしゃ、カメラーマンではなく、スナップ写真専門のスナッパー(?)ですんで。)
なんて、黄葉を見ていたら、どれくらいのぼってきたのかなんか気にしていなかったが、一応チェック。
標高1725m スタート地点の1435mから290mほどのぼった。
ところどころ、ガレ場がでてくるが、基本はジグザクとつづく坂道。
つか、すっげ、ノドが乾いていたが、水汲んでくるの忘れてた。。。
せっかく、ハイドレーションパック買って仕込んできたのに。。。。。
つか、諏訪湖SAで買ったペットボトルの水があとわずかだし。。。
※ハイドレーションパックとは
→チューブ付きの水入りのパックをリュックに装着し、チューブの先を噛みながらす吸うことで、歩きながらでも水を飲めるというもの。ペットボトルとは違って、出し入れが
不要というメリットが魅力(だったのに。。。)
ふと振り返ると、以外と急な斜面だったりするところがしばしば
徳本峠の小屋まであと、あとすこしみたいなので、ここで、わずかに残っていた水を飲み干しちゃった。(笑)
ここで、高度を再チェック。標高:1860m スタート地点から425mのぼった。
歩く道も黄葉が綺麗。
隙間から山々が見える。
あとちょっとなんだけど、長く感じてしまうのはなぜなのか?
10:10 徳本峠頂上に到着!明神館から約2時間!
(いやぁ、今回は、膝が大笑いや爆笑をしませんでした。オプション装備のトレッキング用ストックのおかげで、バックバクのガッタガタにならずに、普通に登ってこれました。もう、ストックは手放せません。ゆるいオイラの必須アイテムです。)
で、ここで、最後の標高チェック。
頂上の標高:2010m スタート地点から574mのぼってきた。
(普通に登山している人からみたら、たいしたことはないのでしょうが、私にしてみれば十分、登山でした。つか、ここに来ると決めたときには、なにも考えてませんでしたが、ここの標高って2000mもあったのね。)
頂上からみた付近の山々。ところどころにある赤が綺麗。
(赤い部分を経絡秘孔に見立てて突きたくなりませんか?え?ならない? そうですよね。なりませんよね。)
頂上からみた明神岳(って、雲かかってましたけど。)
徳本峠小屋で一息入れることにした。峠小屋で飲み物が売られていたので尾瀬のときにつづいて、またもや、ポカリスエット500ml 400円也を購入し、がぶ飲み。うますぎた。(水を切らしていたので、すっげ助かりました。)
(「じゅぅん」「ほとぁる」っぽいです(謎)。この山小屋はMAX30名くらい泊まれるようです。この日も、宿泊されていた方がいたようで、私が到着してから、数名の方が出発の準備をしていました。)
徳本峠小屋の前で休んでいたら、燃えるような赤い色が目に飛び込んできたので、一枚撮影。
(一面赤よりも、緑と黄色の中にこそ、赤が映えるのでしょうね。とても綺麗でした。)
たわわに実るナナカマドの実
(このあと、すぐそばにあった展望台と呼ばれるところにいってみましたが、眺めは、この辺りとさして変わらずだったので、あっさり戻ってきました。展望台に2名いたのですが、私の引き揚げの速さに「え?もう戻るの?はやいねぇ。」と言ってました。笑)
40分くらいの間、峠小屋付近で少し休憩しつつ、景色を眺めていたが、汗が冷えてきたので、山々に感謝しつつ、山を下りることにした。
(山の頂上を楽しむというよりは、そこまでのプロセスを楽しめたことに満足していたので、あまり頂上にこだわってませんでした。もともと、上から見下ろすより、下から見上げる方が性に合っている私です。笑)
10:55 さっそく、来た道を下り始めた。
のぼりの時とは、これまた、目線が変わるので違う景色に気づく。
下りは上りにくらべて、30分早いコースタイムのようなので、ここから、ガンガン下っていく!
いやぁ、いっす。イイ!
でもって、たまぁ〜に、こんな感じのトラップがあったりなんかします。
向かい側の明神岳です。最初、雲が無ければ。。。と思ったが、雲があるのも、また趣ありかと思った。
題: 大人になりきれない大人たち
以上のような景色をみつつ、下って来たが、下りの方が膝にきた。
ちょっと、笑いかけていたが、いまのところ大丈夫。(ちょっと微笑みやがるオイラの膝。)
帰り道を半分くらい下ったところで、のぼってきた人が疲れた顔してババンバンで休んでおり、「峠小屋まで、まだ、結構ありますか?」と聞かれたので、
頭の中で、ガレ場とか最後の急なジグザク連続とかを思い出しつつ「ええ。結構ありますよ。」と答えたところ、ちょっとお疲れ感がでていた。
そして、下りきる直前に、すれ違ったおばちゃんに突然「ピストンですか?」といきなり聞かれたので、頭の中で、「えっ?ピストンって、なに?なにを表す言葉なの?」
「えっ、もしかして、ピストンっていうと、えっ、やっぱ、○ン○ンの往復運動のことをいってる? あら、いやだ。 ポッ。」
という高速の問答が繰り広げられたが、結局 「往復のことね。」という解にたどりつき、「ええ、さっき頂上までいって、いま帰ってきたところです。」との回答になってるかどうかすらわからん回答をして、すれ違いました。(いやぁ、結局、エンジンの往復運動じゃなかったっすね。残念。笑)
ってな感じで一気に下りきり、ふたたび明神にもどってきた。
12:30 明神館の前にあるトウボクの木にたわわに実るその実。
さすがに徳本峠の往復で、結構疲れていたので、明神館前の休憩所で休憩をしつつ、腹も減ったので食堂で飯も食いつつでまったりし始めた。
と、ここでいきなり紹介しておこう、これが噂の秘密兵器「ケンコーカメラ用三脚JOBYゴリラポッド」
が、しかし、徳本峠の下りで使おうとした際に、思いっきり曲げようとしたら、
関節が外れてしまった。。。。まるで、「念仏の鉄」張りにあっさりと。。。
ということで、「念仏の鉄」ばりに関節を入れなおして修復した。
(このミニ三脚は軽いし、フレキシブルなので木の枝なんかに絡ませてカメラを取り付けたりできちゃうところに惚れて購入。ただ、うちのXactiは重めなので、セッティング後に自然に倒れてきちゃったりするので、そこをうまくやれば、相当使えるものでした。軽量のデジカメなんかだと、もっと重宝するはずです。)
※念仏の鉄: 必殺仕置人にでてくる坊主頭の骨接ぎ屋(しらないっすよね。。)
【ここまでの道のり】
区間距離: 7.6km 総距離: 9.8km
区間時間: 210分 総時間: 275分
10月9日 13:15 明神から明神池へ
距離:1.2km(0.6kmの往復)
さて、本日のメインイベントを終えたので、プチ観光モードON!
(っつーことで、ちゃっ、ちゃっ、とすすめます。笑)
明神館の脇をすり抜け、すこし歩くと明神橋にたどりつく。
明神橋を渡り、少しあるくと明神池に着く。明神池は高穂神社奥宮の一部であることから、参拝料として300円払って、明神池を拝むことに。
明神池は、一之池、二之池があり、以下は一之池。
そして、すぐ先の二之池。
二之池には、かなりの数のマスが。。。。。。
題:光と影
題: 実と虚
つか、これニジマスじゃないでしょうか?ニジマスって、外来種ですよね?
もともと明神池にいたものじゃないような気が。。。。
嘉門次小屋
(イワナの塩焼きとビールを飲もうかと思ったが、イワナの塩焼きは夕食に普通についてくるとのことだったので、ここでは我慢した。)
嘉門次の碑(嘉門次さんの詳しいことは上高地関連のWEBで見てね。)
穂高神社奥宮の入り口の鳥居
ってな感じで、プチ観光モードしゅうりょぉ〜〜〜〜〜。
尾瀬にはなかった、観光モードでしたぁ〜。
10月9日 14:05 明神橋でボォ〜〜っとしてみた
明神池を後にして、明神館にもどろうとしたが、チェックイン時間が15:00だったので、明神橋からすこし外れたところの河原に腰を降ろし、ボォ〜〜っっとしつつ、時間をつぶしてみることにした。
いやぁ〜、青い空、素敵です。
尊敬する長嶋茂雄さん風に表現すると、
「ん〜〜、ブルーな、スカイですねぇ。」(謎)
明神橋を渡る人々を横目に、誰もいない河原で一人、ボォ〜〜っとしまくる。
すると突然、バサバサバサぁ〜〜!っと、カモが飛んできてテクテクとこちらに歩いてくる。(??)
「何か食い物をくれ!」といわんばかりに私の周りをウロウロしはじめる。
「あれ?野生のカモって、こんなにフレンドリーだったけ?」と思いつつ、
「すまんが、食い物なんて、持ってないっつーの。」というオーラを放ってみる。
(だって、ホントに持ってないんですから。笑)
と、しばらくカモと戯れていたが、私が食べ物を持っていないとやっと気づいたようで、川の方に去っていき、川で泳ぎはじめた。
いやぁ〜、やけにフレンドリーねぇ。どう考えても餌付けされてたとしか思えないフレンドリーぶり。
っつーことで、私の視界で捉えられるくらいの距離に去っていったカモに対して、ちょっくら、実験してみようと、試しに両手を叩いてみた。
すると・・・・・・
バサバサバサぁ〜〜と飛んできて、そして、またもやテクテク歩いてきた。
完全に飼い慣らされてんじゃん!(笑) そんなコイツが、ちょっと、かわいく見えた。
てな感じで、カモと2度も戯れていたら、そこそこ、いい時間になったので、本日の宿泊先である明神館にもどることにした。
河原から明神橋に向かう途中、石の間から、結構な数のカナヘビがちょろちょろと顔をだす。あちこちにコイツらが。
さってと、明神館にもどりますか!
っつーことで、明神館にたどりつき、本日はこれにて、しゅうりょぉ〜〜。
【ここまでの道のり】
区間距離: 1.2km 総距離: 11.0km
区間時間: 15分 総時間: 290分
10月9日 15:00 明神館に宿泊
15:00くらいにチェックインをすませ、部屋にとおされる間に説明を受ける。
・お風呂 15:00〜20:00
・夕食 18:00〜19:00
・消灯 21:30(部屋の電気が一斉に小型電球の常夜灯に切り替わる)
・朝食 7:00〜8:00
・チェックアウト 8:30(今回は2連泊なので2日後の朝ですが)
前日の夜に、仕事の緊張も取れぬままに横浜を発ち、そして、バスの中で車中泊し、そのまま、トレッキングにGO!したためか、満足感とは裏腹にがっつり、体がだるく、重い体を引きずって、部屋にはいった。
とはいえ、今回は1名様1室で予約していたので悠々と過ごせるのでリラックス、リラックスである。
(って、相部屋で予約した尾瀬のときも、結果的に1名個室になってましたが。。。)
トレッキング服から、ジャージに着替え、速攻、風呂に向かった。
風呂は温泉でもなく、露天でもないが、窓一面に明神岳が見える癒しの場になっており、体を洗い、湯につかっていたら、今日一日の疲れがどっと出た。(ぉいぉい、吹っ飛んだじゃないのかい。笑)
ゆっくりと風呂につかった後、ちゃっちゃと着替えて、フロントで「一番搾り350ml 400円也」を購入。
そして、明神館自慢の明神岳が一望できるテラス付近で明神岳を見ながら、ビールをいただいた。
ここで、一気に開放されて酔っ払うかと思いきや、いまだに、仕事の緊張感が抜けていないようで、なんか、いまいち、酔っ払えなかった。
(怒涛の数週間のせいで、かなりの重症だったということに気づく。笑)
といいつつ、部屋にもどると、「ねむっ!すっげ、ねむっ!」となり、夕食までの2時間くらい爆睡してしまった。
18:00近くにセットしておいたアラームで目を覚まし、18:00に夕食の用意ができたという放送が入り、夕食に向かう。
夕食には、イワナの塩焼きがついており、それを見た瞬間、「すいませ〜〜ん! 熱燗ひとつ!」と脊髄反射で注文してしまった。。。
熱燗飲みつつ、メシくいつつ、イワナをかっ食らいつつ、酔っ払いつつしていると(って、一人でメシ食ってんですけどね。)、みなさんの前で、
明神館のオーナーさんが、明神付近についての説明をはじめてくれました。
(土地に関しての話については、上高地関連サイトでしらべてね。笑)
で、そこで重要なお知らせとして、晴れていれば、朝5:40頃から明神岳に朝日が差し込んで、真っ赤に焼けたような姿が見られるとのこと。疲れまくっていた上に、酔っ払っていた私は、
「朝5:40は、さすがになぁ。。。。」
と、めんどくさがり全開になりつつ、夕食を終えて、部屋に戻った。
※夕食を撮影しようと思っていたが、熱燗頼んだ時点ですっ飛んでしまって、すっかり食い終わってから思い出したオイラ。(笑) まあ、2連泊なので、明日も似たようなものがでるはずなのでそんときまた、撮影しますです。はい。
19:00くらいに部屋にもどったら、布団が敷かれていた。
ただ、ここでは 「はぁ〜〜〜あ!テレビもねぇ!ラジオもねぇ!♪」
なので、特にやることもなかったので、携帯電話のミュージックプレーヤー機能でEnyaなんかの癒し系音楽を聞きつつ、ガイドを見つつ、明日の準備をしつつ、
まったりとしつつ、しているうちに、消灯の時間を迎えた。
あ〜、まだ、仕事の緊張感が抜けねぇし、ちょっと頭がいてえ(酒か?笑)。
でも、ねみぃから、ねます! おやすみなさぁ〜〜〜い!
ちょっと心地の良い筋肉痛とともに、眠りにつく。
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