トレッキング 上高地

上高地トレッキング紀行 秋 その2

更新日:

10月10日 5:20 明神館の朝

 早朝5:20にプロトレックのアラームがなり、目が覚める。辺りは薄暗い。

昨日の夜、散々「朝焼け見んの、めんどくせぇ」だの「おきれねぇ」だのと思っていたが、寝る前にしっかりとアラーム設定した上、ちゃっかりと、カメラーマンさんたちの間に陣取って、一人だけスナッパーと化してみた。(笑)
(いい感じでぶれまくって顔が判別不能な写真が撮れたので、雰囲気を伝えるために掲載してみました。といいつつ、ちゃんと処理はしています。笑)

上の写真と下の写真は、かなり明るくうつっていますが、ISO感度をがっつり目に上げて撮影してみたので、こんな感じで写ってます。
本当は相当薄暗かったです。

と周りをとって、遊びつつ、明神岳のビフォーアフターをスナップショット! (ん〜、朝から、ブルーなスカイですねぇ〜。)

ビフォー

そして、待つこと20〜30分。

アフター

ってな感じで、完璧までは程遠いらしいですが、かなり赤くなった明神岳を見ることができました。
(ドイツ語で山が朝焼けに染まることを「モルゲンロート」といい、反対に夕焼けに染まることは「アーベントロート」というそうです。明神岳は朝焼けに染まる「モルゲンロート」が有名だそうです。)

モルゲンロートを見終えた私は(それっぽく、使ってみた。)、6:00くらいに部屋に戻り、ちょい寝した。(って、二度ねかよっ!)

7:00に放送が入ったので食堂に向かい。朝食をいただいた。 (とりあえず、撮影してみた。まあ、明日も似たようなのがでるので、朝食の撮影はこれにてしゅうりょぉ〜〜〜〜〜。)

7:30くらいに、部屋に戻り、本日のトレッキング準備を
 して、、、、、、、、、、
 たら、、、、、、
 眠くなってきたので、30分ほど、寝た(って、3度寝かよっ!)。

10月10日 8:20 明神から徳沢へ(往路) 距離:3.4km

結局、3度寝した後、本日のメインイベントである、明神〜徳沢〜横尾の往復トレッキングの出発となった。今日のコースは、表情を変える
明神岳をみつつ、ほぼ上りのない、平坦なコースである。

まずは、明神〜徳沢をレッツ、ウォ〜〜〜キング!(写真多い目でガンガンすすみます。)

 
明神館を出て橋を渡った先は、昨日、徳本峠に向かった際の分岐点が再び現れる。本日の最終目的地は横尾なので、左に向かう。

昨日と同様に歩きやすい森林道をすすむ。

しばらくすると、左手に明神岳が見えてくる。本日は晴天なり!

そして、森林道をひたすすみ。

小川の流れに癒され、その先にすすむと、

このコントラスト。イイ! 奥から手前にかけての3層のレイヤーが、とても(って、職業病かも。わたくし、ちなみに、レイヤーを扱うエンジニアなり。)

本日の最終目的地である横尾方面の景色が奥に見える。(たぶん。笑)

そしてところどころに、木漏れ日差し込む素敵な森林。

な〜〜んつって、景色楽しみながらガシガシあるいてたら、あっつー間に徳沢に到着!

井上靖先生の小説「氷壁」の舞台となった、徳澤園で軽く休憩。(つか、「氷壁」読んだことないんすけど。井上靖先生のこと、知らないんですけど。笑)

ここは昔、牧場だったところで、春にはニリンソウが咲き乱れる牧草地がキャンプ場となっているとのこと。
(ここでキャンプも気持ちよさそうですが、目の前を行きかう人が多すぎて落ち着かなそうなので、私的には昨日見た、小梨平がいいです。はい。)

ここ徳澤園では食事が可能だが、朝食を食べたばっかりなので、特になにもいただかずに、ただ軽い休憩のみとした。

でもって、ぶらついていると、素敵な景色が、ブルーなスカイ。

【ここまでの道のり】
 区間距離: 3.4km  総距離: 14.4km
 区間時間:  50分   総時間:  340分

10月10日 9:25 徳沢から横尾へ(往路)

 距離:3.2km

 徳沢は帰りにゆっくりすることとして、今日の目的地である横尾へ向かう。

 

途中、新村橋という橋を通り過ぎる、ここは帰りにでも渡ってみようと思って、スルー。

徳沢から横尾への道は、明神から徳沢までの道とあまり変わらず、変化が感じられるのは、あいかわらず左手にみえている明神岳の表情だけである。(基本目的が自然の中を歩くことなので、変化にはこだわってはいませんでしたが、似たような風景が続いていたので、左ばっか見すぎて、首がいたかったっす。笑)

あっ、それっ、それっ、それぇ〜〜〜〜〜!ひだり、ひだり、ひだりぃ〜〜!

 

 

と思ったら、たまぁ〜〜に右側にポツリと真紅のアクセントがあらわれたりしたりして、

と思ったら、やっぱ、あっ、それっ、それっ、それぇ〜〜〜〜〜!ひだり、ひだり、ひだりぃ〜〜!

あ”〜〜〜、さすがに、飽きてきたので、まっすぐ前をみてぇ〜〜、深呼吸

してたら、横尾についた。(おい!)

ここが横尾の入り口です。左手がキャンプ場、右手は横尾山荘という宿泊施設です。(実は、この旅の計画当初、この先、3時間ほど山を登るとたどりつく「涸沢ヒュッテ」をめざそうと思っていたのですが、もう一泊必要になりそうだったので、断念しました。つか、ここから先は、本格的な登山の領域になりそうだったので、ゆる〜い私は、いずれ、また、ということで。。。)

涸沢にいくには、この横尾大橋を渡って、約3時間。
 「いつの日か〜、行ってみたいな、涸沢ヒュッテ」
 (字余り。そして、そのまんま)

と、横尾にて、涸沢への思いをはせつつ、せっかく来たんで、記念になんか食っておこうと思い(食うのかよっ!)、横尾山荘の食堂でラーメンを1杯いただいた。(ふつぅ〜〜のラーメンだったので、
 画像はあえてのせないでおきます。笑)

ラーメンを食いながら、内側から撮影。(意味なし)

記念の食事が終わったあと、いつの日か、涸沢に行くことを夢にみて、
 ちょっとだけ、横尾大橋を渡ってみた。


結局、渡ってすぐに戻ってきた。(意味なし)

本日は、ほぼ平坦な道を歩いてきたが、一応、標高チェックだけはしてみた。たしか、明神付近は1450m前後(プロトレックは誤差あり)だったので、たぶん、100m前後高いところであろう。
やはり、オイラはトレッカー。今日はこれ以上、上には登らん!(笑)

そして、また、一人でボォ〜〜〜とするために、あまり人のいない場所に、ふらぁ〜〜〜っと、行ってみた。そして、秘密兵器で撮影してみた。(一応、来ましたよ的な写真を数枚とおもって。。。。。へへへへ)

でもって、川の音に混じって、風にゆれる葉とススキの音を聞きながらボォ〜〜〜っとしてみた。(って、なにがなんだか。混ざりすぎ!笑)
 [耳を澄ませば]←よぉ〜〜く聞いてみよぉ〜。

ボォ〜〜〜っとしつつ、あの奥に涸沢があるんだと思いつつ、「うわ、遠いなぁ〜、やっぱ、今日は無理。」みたいな。

正直、どの辺なのか、さっぱりわかってませんが、ズームショット!

【ここまでの道のり】
 区間距離: 3.2km  総距離: 17.6km
 区間時間:  60分   総時間:  400分

10月10日 11:45 横尾から新村橋へ(復路)

 距離:2.4km

 ということで(って、どういうこと?)、横尾でボォ〜〜〜した後、涸沢への思いをきっぱりと捨てて(って、今回は最初っからないっすけど。)、
 あとは来た道をひたすら戻る。

ふと、右手(帰りなので山側はさっきと逆)をみると、なんか、「俺をとってくれ〜。」というオーラを放つ木を発見。ケショウヤナギと言うそうな。

ところどころで見かけたが、紅葉している木々の葉だけ光を通していてちょっと、ステンドグラスチックで綺麗。

そして、往路では撮影しなかった方向も撮影してみる。(つか、明神岳が見えないだけの違いかも。)

その後、往路では通り過ごした新村橋に到着。(なぜ、新村橋というなのかを後で知りましたが、あるガイドに、「往年の名クライマー新村正一」の名をとったものだと、書かれていました。つか、往年の名クライマーといわれても、オイラにゃ、さっぱり、わかりません。いずれ、ちゃんと勉強したいと思います。)

せっかくなので、横尾大橋のときと同様、ちょっと渡ってみた。


 結局、渡ってすぐに戻ってきた。(意味なし)

【ここまでの道のり】
 区間距離: 2.4km  総距離: 20.0km
 区間時間:  45分   総時間:  445分

10月10日 12:40 新村橋から徳沢へ(復路)

 距離:0.8km

往年の名クライマーから名をいただいた新村橋から(わざわざ、説明してみた。笑)徳沢にもどる。

黄葉バージョンのステンドグラス。(これもまた、綺麗でした。)

新村橋からは近かったので、あっさり、徳沢に到着。
ただいまぁ〜、徳澤園。

さっき、横尾でボォ〜〜〜っとしたばかりだったが、キャンプ場の草地があまりにも気持ちよさそうだったので、がっつり横になって、リラックスモード。(周りをみると、同じような人たちがいました。笑)

平坦なコースの往復って、復路はグダグダになること必至ですな。(笑)

【ここまでの道のり】
 区間距離: 0.8km  総距離: 20.8km
 区間時間:  15分   総時間:  460分

10月10日 13:30 徳沢から明神へ(復路)

 距離:3.4km

なんか、山と木々ばっか見てきたので、ここらで、見るターゲットを変えてみることにした。
とはいえ、この時期、花はほとんど咲いてないので、「実」にロックオン! (ちなみに、うちの田舎では「実」のことを「実っこ」とも呼んでいたが、「実っこ」というと、「う○こ」をさす言葉としても有名。
 例: 「いやぁ〜、屁ぇこいたら、実っこも一緒に出るとこだったべや。」
みたいな。って、ぉお〜〜〜〜い!笑)

実っこ その1 →いまだに、こいつがなんの「実っこ」か不明。だれか教えて!

実っこ その2 →いまだに、こいつがなんの「実っこ」か不明。だれか教えて!

実っこ その3 →「ユモトマユミ」の実っこ(なんか、響きが怪しい。)

実っこ その4 →「マムシグサ」の実っこ (なんか、とうもろこし入りの実っこに。。。これ以上は言えない。。)

実っこ、ときどき、葉っこ

実っこ その5 →これも「ユモトマユミ」の実っこか?(ちょっとジオンのMSっぽかったので撮ってみた。)

結局、1時間ほどあるいて、見つけた実っこはこれくらい。(やはり、この時期のメインは紅葉&黄葉のようです。)

14:14 実っこの虜(とりこ)になりつつ、ダラダラ歩いていたら、明神館につきました!

そして、プロトレックをみてみたら。。。。。。昨日と50mも違うじゃん!
 10m=1hpaと書かれているので、気圧が昨日と50ヘクトパスカルちがうってことなのか?(この辺についても、いずれ、勉強してみます。)

朝とは違った感じの明神岳を一枚スナップショット!

【ここまでの道のり】
 区間距離: 3.4km  総距離: 24.2km
 区間時間:  50分   総時間:  510分

10月10日 14:20 明神館に宿泊2

 本日の歩きを終え、宿にもどってきた。宿の勝手については前日と変わらず。

っつーことで、部屋に戻り、着替えて、ちょっと横になって、風呂の時間まで待った。

15:00 入浴可能な時間になったので、即効、風呂にはいった。
窓の外に見える明神岳を見ながら、昨日よりも長めにつかった。

そして、風呂から上がり、ビールタイム!
まずは、宿御自慢のテラスの内側からスナップショット!

そして、外にでて、テラスのベンチに着席。
売店で買ってきた「一番搾り」をプシュッ!
つまみは、密かに横尾で買い込んでいた、隠れた名作「チーザ」

ビールを飲みながら、明神岳をながめていたが、昨日と今日は
ずぅ〜〜〜っと、明神岳の表情ばかりをみていたので、ちょっとばかり趣向を変えて、「空」の表情を楽しむことにした。
(いやぁ、昨日と今日、すっげ晴れでした。快晴です。伝説の雨男であるにもかかわらず、こんなに晴れるとは、天からの御褒美であると勝手に思い込みビール片手にチーザバリボリ。サイコーっす。) 

空の表情を眺めつつ、ほろ酔いになった。昨日まで、いや、今日の午前中くらいまで、実は仕事の緊張感が抜けきっていなかったが、ここにきて、やっと、緊張感がすっとんだ気がした。

ここに来てよかったと心から思った。

そんな素敵な時間を過ごしたあと、今度は夕食が待っていた。(昨日は熱燗飲むことに気をとられて撮影をすっかり忘れていたので撮影してみた。昨日とあまり変わらないが、うまそうでした。)

そして、今日で宿泊は最終日となるので、勝手に記念としてイワナの骨酒を注文。
(酒の量が結構あることも考えずに注文してしまったが、このくらいの量ならあっさり飲んでしまえる量でした。2〜3合くらいですかね。)

ちなみに、右上にちょっとだけ写っているのが、イワナの塩焼きです。
イワナ三昧させてもらいました。骨酒飲みながら、さらにイワナ食らって、もう、ただひたすら、イイ!

ちょっと酔っ払いつつ、夕食を終了し、部屋に戻った。

明日、チェックアウトなので、パッキングをしなおし、さっと出られるように準備完了!
 
フロントからもらってきた、上高地周辺ガイドを読みながら消灯までの時間をすごし、22:00くらいに就寝。

おやすみなさい。(下界より、ちょっと空気が薄いせいか、夜中にうなされた。笑)

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